グリーストラップとは

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グリーストラップとは…
厨房などから出される排水の油脂分を除去する装置(槽)です。グリーストラップがあるところは…
飲食店、スーパーマーケット、ホテル、旅館、病院、食品加工工場等の厨房にはグリーストラップの設置義務があります。

昭和51年1月1日に施行された建設省告示第1597号(改訂建設省告示第1674号)により、汚水が油脂など排水のための配管設備の機能を著しく妨げるおそれのある物を含む場合には、グリース阻集器を設置することが義務づけられています。
業務用厨房(ホテル、飲食店 など)から排水中に含まれている油脂分が排水流下にともない、下水管内面 に付着して管を閉鎖させるおそれがありますが、 グリース阻集器を設置することにより閉鎖を防止することができます。また、浄化槽放流の場合は、浄化槽の前に設置することにより負荷の増大を軽減し、処理性能を安定させることができます。

グリーストラップの現状
現実はなかなか手入れが大変なため、清掃がきちんと実施されていません。

上の写真のように水面上に浮上した油脂分や残渣が浮上し硬化したグリーストラップは、本来のグリーストラップの機能を果 たしていません。この状態を清掃するのはバキューム以外では困難です。
このように清掃が大変なため、臭いや衛生面からも問題を多く抱えた施設が数多くあります。

 

●現状での清掃の方法
1. バスケットの清掃は毎日1回
2. グリース(油)の掃除は1週間に1回
3. ゴミ・ 残渣の掃除は1ヶ月に1回
※この作業が大変で、産業廃棄物業者に外注している場合が多く、外注費は1回に1~3万円程度掛かります。
4. トラップ内部の掃除は2~3ヶ月に1回

油脂カット導入による排水の変化

グリーストラップ内にノルヘキカット菌を投入する

ノルヘキカット菌がグリーストラップ内の悪臭を分解する
ノルヘキカット菌がグリーストラップ内の油脂を分解・浄化する
油脂分が分解され浄化されやすい排水になる

害虫も寄り付かない環境ができる
グリーストラップがきれいな状態になり掃除が楽になる